飴をあげる 公演情報 こゆび侍「飴をあげる 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 多分、未完成。
    流れよりも描写に比重があって、線というよりは点になっている印象。前回もそうでした。作・演出の成島さんにはきっと更に綺麗で美しいものが見えているに違いないと思うのです。しかしそれが舞台上でまだ完全に具現化されていない気が。内包した要素は充分に興味深いのに、眼前に提示されたものは浅く感じる。勿体無い。勿体無さ過ぎる。
    背客席は半分が桟敷。確実に椅子に座りたいなら開場と同時に入るくらいのタイミングで向かうのが吉。

    ネタバレBOX

    「亡骸をめぐる冒険」
    最初の人類の声が声に成り過ぎ。己の肉体から発する音を疎通手段として進化させたのが声。しかしこれにおいては、そもそもちゃんとした声の出せる人間が茶化している様に見えました。演じているのだから事実そうなんですが、嘘くさく見えるのは別の事。

    「幕間」
    「飴をあげる」というタイトルの演目があるのにこれを作った理由は?次の演目開始までの時間稼ぎだったのかな。
    「亡骸〜」には果実が出るし、「うつせみ」には樹液が。全てに飴に通ずる甘い何かが登場しましたね。かといってそこに意図的な采配が見えず。

    「飴をあげる」
    柿喰う客っぽいという意見には賛同。しかしながら佐藤みゆきさんの能力を見せるには適した作品だったとも思えて、妙な安心感がありました。もっとぶっ飛んだ内容にしても良かった気もしつつ。

    「うつせみ」
    発想はとても良いのです。しかし世界観を壊す言葉や情報がいくつもある。ただでさえ繊細な世界観。危うい説得力の中で何を信じられるかとなれば、それは役者の存在に他なりません。しかしその台詞に違和感があるとなると・・・。

    構成的に「幕間(タイトルを変えないとならないけど)」→「飴をあげる」→「亡骸〜」→「うつせみ」のほうが流れとしては見易かったかも。

    最後に、今回の公演で私的に非常に腹の立った事を記します。「飴をあげる」と「うつせみ」との間で、客席後方ろから「はい、今は伸びの為の時間です!同じ体勢でいたら辛いですよね。どうぞ、伸びをしてください!」と言いながら男性が舞台に上がりました。面識がないのですが、あれが成島さんだったのでしょうか?公演の雰囲気をぶち壊す最低のパフォーマンスでした。帰ろうかと思った。ホントは「オススメしない」にチェックを付けたかったけど、他のキャスト・スタッフに罪はないので。

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    2008/12/12 01:08

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  • だったら休憩をどうしたらいいんだという点に関しては、「ここで5分間の休憩になります」と言うだけにしてもらうのが無難では?ルデコだからトイレの行列問題が出るだろうけど、そこは制作スタッフに工夫をして頂きたいですね。

    2008/12/12 13:00

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