期待度♪♪♪♪♪
路頭に迷う
格差社会の現在、自分も路頭に迷うのではないかとの不安を抱える人は多かろう。実際、どこでどう転ぶかなど誰にも分からないからだ。自分の好きな現代アメリカの作家にポール・オースターが居るが、彼も一時期SDFのような暮らしをしていたのだった。
1937年と言えばTVAで多少持ち直したとはいえ、ソ連、中共、国民党の動きと共に、日独伊のファシズム国家が触手を伸ばしていた時代でもある。アメリカは中立法をこの年5月に改正しているし、彼らのプロテスタンティズムが、先鋭的に自問された時代であったかもしれぬ。生活の不如意とないまぜになった戦争の足音を、彼らは如何に聞いていたのだろう?