満足度★★★
万人受けではなく勝負に出たところは好感
主人公の心の闇に浮かび上がり一生付きまとう白い魔物。
視覚的なこだわりを強く感じました。
主演女優さんは、しなやかな西洋猫の様でつかみどころがなく魅力的です。
ただ、この女性の性格、思考面においては、理解が到底及ばず、この作品の要となる部分を楽しめなくて残念な思いが残りました。
価値観が周りと違う焦燥感は解らなくもないのですが、あまりにもこじれすぎていて病的。
主人公以外の人物は理解の範疇内で、共感したり、滑稽だったり、とても面白い。 凡人の私にとっては見所ポイントでした。
主人公のどこかに共鳴し、彼女の最期のシーンにメッセージを受け取れるか否かが感想の分かれ目ではないかと思いました。