満足度★★
セリフのない空白を味わえなかった
「廃校」という設定から、舞台になった学校が「必要なのに失われてしまう場所」として描かれていたようです。場所への郷愁は普遍的なテーマですから、この作品のこの登場人物だからこその、独特な思い入れや情熱を感じたかったですね。
ライブのように躍動感のあるロックのリズムやムードと、非常に静かな会話劇とが、常にマッチしているとは思えませんでした。オープニングがとても良かっただけに残念。
セリフのない時間が長く取られていましたが、必要不可欠な無言であるとは思いづらかったです。役者さんの演技の質のばらつきも原因のひとつだと思います。
人物の設定に腑に落ちないことがあり、残念ながらお話を信じることができませんでした。
特筆すべきは劇場設備の素晴らしさと制作・運営の方々のいたれりつくせりの歓待です。感動しました。
2007/03/20 19:16
2007/03/20 12:53
2007/03/18 15:36
私はレビュー(観劇感想文)を発表する個人サイトを運営しており、なるべく公演期間中に感想を公表するよう心がけています。「審査員になったから」という理由で書くスタンスや内容は変わりません。
私の感想が矢野さんの感想と違うものになるのは自然なことだと思います。賛成・反対・好き・嫌いに関わらず、率直な感想を同じ場で発表し合うことで、豊かなコミュニケーションが生まれることを望んでいます。
書き間違いをご指摘くださってありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
※「名古屋からの出演者」は当日パンフレットから引用しました。