満足度★★★★★
大切な人の思い、想い...見事!
生まれ出ずる悩み...その思いを強くするのが、生まれた日から死に向かって歩み始めることだろう。何故、何のために生まれたのか、人は苦境に陥った時にこそ、そんな哲学的な自問自答を繰り返すのではないか。
終末医療の現場、ホスピスを描くとなればその抱くイメージは泣けるもの。しかし、本公演は死という覚悟をいったんは受け入れ、その上でやりたいことは、生まれ変わったら何をしたい、という前向きな姿を描いている。滂沱を好む観客には肩すかしになるかもしれないが、それでも患者本人、家族や近しい人々、そして医療従事者のそれぞれの思いや立場から繰り出される珠玉の台詞に泣かされるであろう。
私事だが、家族としてその思いをしたことがあり、身につまされる内容であった。
(上演時間1時間50分)
2016/09/16 15:01
この度は、ご観劇ありがとうございます。そして、CM大会から本編までご覧頂けたことも心から有難く感じております。
死を宣告されてから「前向きに生きる」ということは、
死に向かうということ。
今回の作品に関わって「生きていく」ということを、ご覧頂いたお客様と、
共感できたような感覚を私自身持っています。
舞台セットは、舞台監督の井上義幸さんの監修でして、
前回のInfinityとは、また違った様相でした。
タッキー様からの「次回公演を楽しみに」というお言葉を胸に、
これからもハグハグ共和国、邁進していきたいと思います。