満足度★★★
試みは良いが…
初見の劇団、本公演で東京進出を果たしたそうである。さて舞台セットは、スタジオ出入り口とは反対側の壁際に作り演技スペースを大きく確保する。
本公演は、「ORI.×ORI.」 「たゆたう」の2本立で、その間に5分間の休憩がある。この2作品の描き方はまったく異なる。1本目は実際にな考えにくいが、現実感あるもの。2本目は寓話、お伽噺のたぐいの空想話で、非現実的な世界観のもの。脚本・演出の井岡森愛 女史によれば「作風も演出も異なる短編だが、それはまだ形のないわたしの祈り」だという。創作の引出しの多さ、その実験的な試みに”関心”した。
(上演時間1時間30分 途中休憩含む)