満足度★★★★★
鑑賞日2016/08/13 (土)
時間製作さんは5月の「皮肉にも雨は降る」に続いて2回目。満員のサンモールスタジオは期待感で溢れ、会場放送の生ラジオからはサザンの「真夏の果実」が流れる。今回のテーマは「依存」で知的障がい者の妹を軸に話が展開されていく。半月前に相模原で起こった知的障がい者施設での惨事。連日の報道で「戦後最大の惨劇」「元施設職員の犯行」を伝える中、自分は「知的障がい者とその家族」に関して考えていました。今回の舞台の中で雄太郎が叫んだ言葉、終演間際に輪島がぼそっと発した言葉で更にその事を考えさせられました。前回の「動物の殺処分」もそうでしたが、みんなが目を背けがちなテーマを題材にして公演を行い、ただ感動させるだけではなく、その先につなげていく力には脱帽です。次回公演は11月との事ですが、今から楽しみです。