満足度★★★★
役者さんに力があるって素晴らしい
三部構成の、第二部のみ観劇しました。
第一部の内容を引き継いでの第二部であるため、理解するのに時間がかかる部分はありましたが、これは自分のせいです。
そして、観劇に万全のコンディションではなかったので、これも自分のせいで観る楽しみを減じてしまったのが残念です・・・
古典なためか、どうしてもセリフ中心のお芝居になる…ストーリーがセリフによる”状況説明”で進んでゆくのが、難しさだと思います。出来事自体が言葉の説明で表されるなら、観客の目は何を観るのか。それは、語っている(聞いている)登場人物たちの表情(=感情)なのだな、とわかりました。
その点で、さすがに力量を感じました。1時間の一人芝居とか全然できちゃうレベルの役者さんぞろい。中でもアガメムノンさん、カッサンドラさん、アイギストスさん、エレクトラさん、クリュタイムメストラさん?(奥さん)は、さすがメインキャストを張るだけあって、なかなかこうはできないな、と素直に感心しました。