玉青の行方 公演情報 地球割project「玉青の行方」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    また新しい可能性を・・・
    見せられたように思う・・。

    公演中なので、以下ネタバレBOXに・・。

    ネタバレBOX

    事前に聞いていた「闇の中」での公演。
    覚悟はしていたが、開演前リハーサルの段階で、目の前10cmにある自分の手のひらさえ見えない闇にビックリ・・。

    ここまで完璧な闇の中での作品となると、視覚以外の感覚が余計に重要になってくると思うが、朗々としたセリフまわしはまさに秀逸。
    余程丹念に仕上げてきたんだろう・・。
    いつもながら、緩みや妥協を感じさせない硬質な意思がそこにはある。


    全方位から飛んでくる、或るときはユニゾンで、また違うタイミングでは輪唱のように後からかぶせるように追ってくるセリフ。

    いつの間にやら、作品世界の中に埋没させられる・・。

    カリオンや衣擦れの音を用いた演出も斬新・・。

    個人的な思い込みかも知れないが、父が自分の子を迫害するというストーリーに、斉の孟嘗君の故事が思い起こされ興味深かった。

    何しろ眼前も定かでない暗闇の世界。
    逆に言うと、観ている方も普段働かせぬ五感も六感も総動員して、自分自身の作品世界を演出する・・。


    それにしても・・・。
    毎回驚かされるが、今回も改めてその異質な才能にビックリさせられる・・。

    作者はいずれ、演劇という殻をさえ突き破った飛翔を、遂げるのかも知れない・・。
    何となくそんなことを思いながら、劇場を後にした・・。



    2

    2008/12/01 00:55

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  • 真っ暗闇のリハーサルで、自分の手すら見えないことでビックリしませんでした?

    ただ、確かに灯りを効果的に使っていましたね。
    何かほんとに色々工夫されているなって、いつも感心します。

    ハイ、カリオンも、とても上手に使っていましたね。

    2008/12/01 01:22

    あー、ワタクシも観てきた!
    いあいあ、素晴らしかったですわ。
    闇も心配するほど真っ暗ではなく所々に灯りがあったから視覚の面でも楽しめた!

    カリオンの作家がいらしたら、嬉しかったんだけれど、まあ、あの状況では作家がいらしても無理があるかも。劇場と展示が一緒だからねっ。

    あのカリオンの音ってもっと鈍い音を想像していたけれど、風鈴のような音もでるんだねー。

    2008/12/01 01:10

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