満足度★★★★
鳥辺山心中
雀右衛門のお染は、ぶりっ子というほどではないけれどそのくらい可愛い。いじらしい。
仁左衛門の半九郎は、スタイル良く、クールで。
60歳と72歳の役者なんだけど、これって意外に、現代感覚の歌舞伎なんじゃないか…と思ったり。
遊郭の話は、男女の俳優や女優のみの集団でやっても、なかなか、その理不尽さになじめないけれど、歌舞伎だと、自分からは離れたファンタジーとして楽しめるんだなあなどと、久しぶりの歌舞伎に、ある種新鮮な驚きを感じながら観ていました。
後日追記:この作品は大正時代に作られた新歌舞伎なのを失念していました(汗)。現代風なのも当然なのかもしれません。