中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露
関西・歌舞伎を愛する会 第二十五回
実演鑑賞
大阪松竹座(大阪府)
2016/07/03 (日) ~ 2016/07/27 (水) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/play/453
期間 | 2016/07/03 (日) ~ 2016/07/27 (水) |
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劇場 | 大阪松竹座 |
出演 | |
脚本 | |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
6,000円 ~ 18,000円 【発売日】2016/06/05 一等席 18,000円 二等席 10,000円 三等席 6,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 昼の部 午前11時~ 夜の部 午後4時~ |
説明 | <昼の部> 一、小さん金五郎(こさんきんごろう) お崎という許嫁をもつ若旦那六三郎は、芸妓のお糸に夢中になり、家宝の茶入れを五十両で質入れしたため勘当され、今は太鼓持六ツ八となっています。お糸と別れさせることを頼まれた髪結いの金五郎は、お糸を宥(なだ)めて六ツ八との起請を預かり、渋る六ツ八に祝言を承知させますが、納まらないお糸は同じ芸妓の小さんに加勢を頼みます。 五十両の金の工面を巡っての小さんと金五郎の張合いはみどころで、大詰めの立廻りには独特の色気が感じられます。情緒にあふれ喜劇味のある上方狂言の面白さをお楽しみください。 二、夕霧名残の正月(ゆうぎりなごりのしょうがつ) 病によってこの世を去った遊女・夕霧の四十九日。彼女の恋人であった藤屋伊左衛門は、放蕩の末に家を勘当され、借金を抱え、夕霧の死に目にも会うことができませんでした。すっかり落ちぶれていた伊左衛門は、夕霧の死を知り、起請を香華の代わりに手向けようとするところ、気を失います。そこへありし日の姿のままの夕霧が現れ、喜ぶ伊左衛門は夕霧との逢瀬を楽しみますが、やがて夕霧はその姿を消すのでした。 地唄の「由縁の月」などをもとに書かれた舞踊劇をご覧いただきます。 三、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 江戸の大店伊豆屋の若旦那与三郎が木更津の浜見物をしているところへ、この界隈の顔役赤間源左衛門の囲われ者であるお富が通りかかり、互いにひと目惚れします。逢瀬を重ねる二人の関係を知った源左衛門により、与三郎は全身に三十四箇所の刀傷を受け生死の境をさまよいます。与三郎が死んだと思って海に身を投げたお富でしたが、和泉屋多左衛門に救われます。それから3年、命を取り留めた与三郎は「切られ与三」の異名をとってならず者の仲間に入っています。ある日、兄貴分の蝙蝠安に伴われて鎌倉・雪の下の源氏店にたかりに入ったところ、死んだと思っていたお富と運命的な再会をするのでした。 おなじみの名せりふが織り込まれた世話物の名作にご期待ください。 <夜の部> 一、鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき) 菊が咲き誇る兵法学者の吉岡鬼一法眼の館の庭。かつて源氏に仕えていた吉岡三兄弟の長兄である鬼一は、今は平家に仕えています。その鬼一の館に奉公する奴の智恵内は、実は秘蔵の虎の巻を手に入れるために姿を変えた鬼一の弟鬼三太で、敵方の平家に与する兄の真意を探っています。主君である牛若丸もまた、虎の巻を狙って、虎蔵という奴に身をやつし、奉公をしています。一方、鬼一の娘である皆鶴姫は、虎蔵への一途な恋心から言い寄りますが、虎蔵と智恵内の素性を知ってしまい…。 満開の菊畑を背景に源平の世に生きた人々を描く、色彩美豊かな人気演目です。 二、五代目中村雀右衛門襲名披露 口上(こうじょう) 新雀右衛門の襲名を祝い、幹部俳優が裃姿で列座し、賑々しく襲名披露の口上を申し述べます。襲名披露興行ならではの華やいだ一幕です。 三、鳥辺山心中(とりべやましんじゅう) 将軍の供をして上洛した旗本の菊地半九郎は、祇園の遊女お染と出会い、通い詰めるようになります。やがて帰国を言い渡された半九郎は、家宝の刀を売って金をつくり、お染を身請けしたいと友人の市之助に仲介を頼みますが取り合いません。そこへ、市之助の弟源三郎が現れ、酒の上の口論から半九郎は源三郎と四条河原で果し合いをする羽目になります。源三郎を斬ってしまった半九郎は、お染と共に死ぬ覚悟を決め、鳥辺山へと向かうのでした。 江戸時代中期に実際にあった心中事件をもとに描かれた新歌舞伎で、岡本綺堂独特の美学あふれる名作をご堪能ください。 |
その他注意事項 | |
スタッフ |
一、小さん金五郎(こさんきんごろう)
お崎という許嫁をもつ若旦那六三郎は、芸妓のお糸に夢中になり、家宝の茶入れを五十両で質入れしたため勘当され、今は太鼓持六ツ八となっています。お糸と別れさせることを頼まれた髪結いの金五郎は、お糸を宥(なだ)めて六ツ八との起請を預かり、渋る六ツ...
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