満足度★★★★
明日も観てみようと思う
シアタートラムは2回目だったので、なんとなく前観た舞台装置をイメージしてしまっていたようだ。劇場内に足を踏み入れた途端、そのことに気づく。
座席があるはずのフロアの中央に、ぽっかりと浮かんでいる空・・・のような丘・・・のような舞台。
その上を、脇を、ぐるりを、縦横無尽に役者が動く。そして、まどろむ。ささやく。
日常の誰にでも経験のある一コマ一コマが、実は生きているのか死んでいるのか極めて曖昧な空間を作り出しているのだと気づかされる。
浮かぶ空の上(もしくは下?)で繰り広げられる情景の中に、誰もが一度は自分を見つけるのではないだろうか。
明日も、違う角度から眺めてみようと思う。鳥のまなざしで。