満足度★★★★★
作・演の佐藤雀が命をささげた作品
子供は「GIFT」。授けられるもの。一生無垢な存在です。命の誕生は奇跡そのもので、それを包み込む愛の意味、大きさとは何なのだろうか。あふれ落ちる涙の向こうで繰り広げられる芝居のなか、改めて考えさせられました。開演前、舞台に置かれたセットがそれを強烈なまでに訴えかけていて、見た瞬間からグッと心にくるものがありました。本編。劇中の役者は全員が素晴らしかったと思います。ダウン症児が出てくる重くなりがちな内容ですが、テンポの良さと随所に出てくる笑いの効果で、冷静にお芝居を追っていくことができました。役者は頭の先から手足の先、心の先まで、本当に心身を張っていて、観客席との一体感、波が随所で起こっていました。嬉しくて泣けます。絶望して泣けます。悔しくて泣けます。明日が千秋楽なので、ぜひ観ていただきたいと思う作品です。こりっちで、観てきた点数の方が高いお芝居です。23人が点数をつけていて4.9とは本当に凄いことです。
役者さんは、みなさん良かったのですが、久しぶりに拝見した絵川杏奈さん突き抜けてましたね。そして、棚橋幸代さん。以前、雀組ホエールズの舞台で初めて拝見しました。本当に素晴らしい女優さんで、その姿に惚れ込んでいます。心から大好きな方と言えます。阪本浩之さんも舞台を引っ張ってらっしゃって、素晴らしかったと思います。
2016/06/20 00:50
嬉しいご感想もキャスト一同、千秋楽に向けて励みになります!
byオババ