満足度★★★★
駆け抜けるように・・・。
48歳で不慮の事故でこの世を去った劇作家で、演出家の大竹野正典氏は、生涯演劇人と会社員の2足のわらじを履き続けた。その彼を支え続けた奥さんとの生活から、彼の早すぎた人生を見せてもらった。
二人の物語だったような気がします。
大竹野氏を演じた西尾さんと奥さんを演じた占部さんの息がピッタリな大熱演は見事でした。山あり谷ありだったけど、お互いがあってこその演劇人生だったような気がしました。
演劇が生まれる過程の苦しみも見れて、そこも面白かったです。
この埒もない演劇がなかったら、私の生活もなんて面白くないんだろうと思います。