満足度★★★★
笑って、考えて、悪寒を覚えて帰りました
衣装も美術も凝っていて、作品の内容も面白い。
メッセージ性が強く、3本の牙のあたりは風刺も効いていて考えさせられる。
一部通路では無い部分でもセリフが聞き取りづらいのは残念。
若い子が頑張っているのは伝わるけど、セリフが聞きとれないから何なの?となった。
前半の下ネタとラストへの落差が楽しい。
脳みそが下半身に付いてますって感じの男子高校生が、自分以外の周りのこともちゃんと頭で考えて成長する物語だと思った。
ファンタジーの体だからコミカルなシーンはただ笑ってみていられるはずなのに、ラストを観て考え始めるとこれは未来の話なのではと感じて少し怖くなるくらい。
そういう意味で新宿を深海に沈めてる。
ラストの先生のセリフと照明がぞくぞくした。
作品外の部分になるけれど、物販に不満を感じた。
狭い紀伊国屋ホールのロビーで、ランダムのキャラクターカードはくじ引き方式。
舞台写真は日々追加(しかも掲示は会計コーナー直前に1箇所だけ)
劇場内に入る時も大変なら、帰る時もなかなか出られない。
パンフ、台本、ポスターだけで別に1人お会計わけるとかしてくれたらいいのに。