接触 公演情報 世田谷シルク「接触」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    初堀越戯曲
    堀川炎さん、堀越涼さんのふたり芝居。
    ルデコの空間を無理なく使った芝居の形態がぴったりでした。
    広くないし、凝った舞台装置や照明が組みづらい会場だから、なるべく素舞台で、次々と転換していく今回のふたり芝居形式は正にルデコ向き。

    ネタバレBOX

    堀越涼さんの作の「鮪」が面白かった!
    マグロに恋してしまった青年の話。マグロを陸に揚げて部屋で同棲しようとするけど当然死にそうになってしまって・・・、という感じのとってもシュールなお話。
    でも、今回の舞台に近松を全体にまぶしていたり、マグロを「鮪」と漢字で書いたりする辺りから、何となくだけど落語的な印象を受けました。
    短かったけどハイテンションでひとり芝居で突っ走る堀越さんは流石でした!

    堀川炎さんもとにかく表情が豊かでおかしい!

    こんなふたり芝居に色々な人が脚本を一部提供していて、なんとも贅沢な舞台。
    と言えば聞こえは良いのだけど、全体的にとっちらかった印象が強くて残念でした。
    もう少し統一した色がどこかに欲しかったな。
    演技もテンションで切り抜けてたけど、かなり荒かったですし。

    中屋敷さんの戯曲は堀越さんがひとり芝居で披露。
    次週の柿の特別公演前に、中屋敷さん作のひとり芝居を見れた嬉しさ。
    感想は、「やっぱり何を書いても中屋敷さんだなあ」という感じでした。
    堀越さんの演技も柿っぽかったし。

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    2008/11/24 23:41

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