満足度★★★★
ほろ苦い高校生劇 100席足らずの客席は満席だった。 女子高校生が携帯電話を紛失したことから、物語は始まる。現実的な生徒、夢見る生徒、いじめ、劣等感、万引き、対教師暴力、受験、部活動等々、高校生活のさまざまな断面がテンポ良く展開する。汚い美術部室を中心で進む。 大事件も、いつか季節が変わることで、「とける」ように消失する。そして、また、新しい、ちょっと希望ある日常の高校生活が訪れる。 石原慎太郎の「青春とはなんだ!」とは、大きく異なる、現代的「高校生」群像劇だ。
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2008/11/23 22:55
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