満足度★
役のキャラクターに共感できません
この作品は再々演の舞台らしいのですが・・・・・・。
再々演されたのが理解出来ないほどお話がつまらなかったです。
幕が上がる前にしきりに口上で「公演時間は2時間半を予定しております」といっていました。長いことには問題はないのですが、お芝居ないで劇的なところがなく、終始単調なままに終わった印象です。キャラクターもこの人はいなくてもいいのではないかと思えるキャラクターが何人かいるので、それが肉付き過多を起こしているのではないでしょうか。それでも2時間半の芝居をやりたいのであればそれを長く感じさせない劇的な演出をしなければならないと思います。
それをしなければ観ていてもどのキャラクターにも共感出来ません。
単純に演出の力不足だと思います。
役者の方々はとても頑張っていたと思います。ただし実力の優劣差が激しく明らかに素人が出てきたと思える方が数人いてそこでも集中を削がれました。
最後にとどめをさされたのが、最後には西郷隆盛の役者の方が台詞を忘れたのか、袖から明らかに女性の声(多分口上をされてた方)で台詞(プロンプ)が飛んできて、それに助けられる始末。。大御所の役者さんだと思います。
申し訳ないのですが、大衆演劇ではあのようなことがまかり通っているのでしょうかと疑ってしまいました。
私のなかでは結局その印象が強く残り、とんでもないお芝居を観せられたなと。
非常に残念です。