黄金の猿 公演情報 劇団桟敷童子「黄金の猿」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    観劇の快楽に溺れてしまう
    かなり期待して劇場に向かった。
    ベニサン・ピットに着いて、劇場内に入ってその期待はさらに大きく高まった。

    そして、暗転&開幕。
    いきなり最初からヤラれた。
    後は、身も心も劇の中に、気持ち良くさらわれていった。
    大きく膨らんだ期待を、さらに大きく上回る力強さが舞台から「どーん」と押し出してくる。それはたぶん演じている人や美術やそういった、すべての要素の気迫のようなものだ。

    こういう素晴らしい舞台を見てしまうと、脳内に快楽物質が大量に発生し、それが全身に染み渡り、煮えたぎって「もっともっと舞台を見たい!」「またお芝居を見に行きたい!」という気持ちになってくるのだ。

    観てよかった!

    ネタバレBOX

    冒頭にガラが登場する、タイミング、発声、これには「ああ、いい芝居になるな」とゾクゾクした。

    演じる者の誰もがそこで生きている、そしてその絡みも、見事。
    さらに、冬の舞台に似合わない、大掛かりな仕掛けと美術にも大満足。

    ラストのもう一押しあった見事なシカケ。パアっと花開くような美しさ。若手公演で観た「ぱひよん」に近いイメージなのだが、美しいものは美しい。・・・できれば風車は全部回っててほしかったけど。

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    2008/11/23 01:40

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