演劇 公演情報 DULL-COLORED POP「演劇」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    演劇
    ところどころで演劇を意識しました。

    ネタバレBOX

    6年生の少女が転落した事故を巡って、自殺を試みたのか、いじめがあったのか、学校側は気が付かなかったのか、昏睡状態からわずかに回復基調にある少女を卒業式に出席させようとする父親の意向は受け入れられるのか等々の父兄と学校側との面談の様子を描くことを通じて、世の中は演劇の如く動いていることを示す話。

    先生たちが対応シナリオを練り上げるところは正に演劇、学校のシナリオ通りに動く先生がまっすぐな気持ちを持っていた子供の頃を描けるのも演劇、おじいちゃんが一度しか出ないと言ったのはメタフィクション、そのおじいちゃんが別の役で登場するのも演劇、これら全てを書き上げて仕切るのも作演のお仕事、そして開演時刻ぴったりに始めるも始めないも演劇あるあるでした。

    父親の暴力が原因だったかもしれないという攻守逆転がしれっと分かるところは素敵でした。

    中田顕史郎さん良かったですね。耳の聞こえない作曲家役をやってほしいですね。

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    2016/05/17 17:09

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