満足度★★★★
優しさを求めて…
江戸落語「あたま山」(上方落語では「さくらんぼ」)と芝居「ひたすら一本の恋」を強く関連付けることがなくても、その緩く甘い、そして切ないイメージは感じられた。
落語は、自分の頭の一本のサクラ見物、芝居はサクラという女性との一途な恋を描く。サクラの時期は短く儚い...そんな切ない物語。そのイメージは、池に身を投げたのではなく、恋に身を焦がしたようなもの。
この芝居...その内容から5年ほど前に話題になった映画を思い出した。それはサクラのように淡色ではなく、原色でその映像シーンは印象的であった。
ちなみに、その映画は「頭山」というアニメとは違うもの。