ゼロゼロゼロ 公演情報 日本のラジオ「ゼロゼロゼロ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    すべてはゼロになる ~タナトスへのいざない~
    贅沢なお芝居だったなあ。

    音響、照明、舞台装置といった装飾を取っ払って、キャストだけで魅せる芝居。それをこんな少人数の観客で独占。
    キャストが良いわぁ、凄いわぁ。――というかキャストが良くないと出来ないよ、これ。

    お話は、ガソリンスタンドで煙草を吸うが如くの緊張感。
    禁煙って書いてあるのにね。ま、ヤクザだからしょうがないね。

    パンフレット付きのを買ってみたけど、これは買って正解だった。小ネタ付き、本公演の戯曲付きのパンフ。作りもしっかりしてて素敵。

    ネタバレBOX

    この物語のトリックスターであるところのアヤちゃん。
    キャラクターがいいよね。喋る度にゾクゾクしてたわ。
    人には『エロス(生への衝動)』と『タナトス(死への衝動)』があり、通常はその二つのバランスの中で生きているのだそうな。
    ところが彼女は性欲が希薄なのだという。
    エロスがなければ当然タナトスへと引っ張られる。飲み込まれる。

    それでも、飲み込まれそうになってても、なにがしかの希望をみて『賭け』に出たんだ。
    僕はそれに勝つことを願った。予感的には負けるのだろうけど、どうか勝つように祈った。
    あのミュージシャンでもあの下っ端でもいい、彼女に協力して打ち勝つ未来が来るようにと。

    ――っていうかさぁ! 親分を殺されてるのにその殺した相手に易々と従うとか兎本お前なんなのマジで!
    ホント屑。基本卑怯。一般社会に馴染めず、反社会的勢力に属している奴らは大体そう。任侠道(笑)
    「クスリはカタギに迷惑をかけるからやらない」とか言っても二次団体三次団体でやることは黙認。クスリでシノギをあげてても知らん振り。お金儲けの前には無かったことにする。(現実と混同中)

    ミュージシャンの帆井もどうよ。
    ……いや、分かるよ。たぶん僕だったら一番近いのは彼だよ。同じ状況になったら右往左往して何にも出来ないだろうよ。
    (混乱しているシーン凄かった)
    それでも頑張ってほしかった。あともうちょっと勇気を出してほしかった。そうすれば状況が変わったのかもしれないのに――。

    そう思ってたんだけど。

    「お前の子宮に潜りたい」

    胎内回帰願望かよ! こっちもタナトスじゃねーか!
    「クスリの効果を知ってた」のに「使った」のはそういうことか。

    なんだよ。
    「死に魅了された」奴らばっかじゃねーか!!(解体業の二人は言わずもがな)
    兎本の叫びにも納得ですわ。

    で、最後に篠原さん。
    パンフレット読んでて気付いた。これ「ラクエンノミチ」の後の話か!

    観劇中、篠原さん(の中の人)は「ラクエンノミチ」の方が凄みがあったのになあと思ってたけど、なるほど、パワーダウンしていたのは大怪我したからか。
    ――っていうか生きてたんだ。良かった良かった。しぶとい、さすが篠原さんしぶとい。
    あ、いや、今回で死んでんだけど。

    https://twitter.com/fragngt/status/724611100981882884
    > 部下に慕われたい

    篠原さん、あんた……。

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    2016/05/03 01:51

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