深海大戦争 公演情報 パラドックス定数「深海大戦争」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    戦争
    面白い。115分。

    ネタバレBOX

    初演?(34項)も観劇。
    初演?の続編(初見でも物語的に楽しめるけど)。大王烏賊兄(千代田信一)と皇帝ペンギン(大柿友哉)の配役が変更されてた。

    大王烏賊の弟が鋼の鳥の卵で抹香鯨へ復讐を開始し、同時に人間らも戦争を始める。そんな渦中にあって、和平を望む抹香鯨仔や頂点を目指す鯱、大王烏賊らの想いに揺れる皇帝ペンギンらの思惑と気持ちが渦巻く展開。
    抹香鯨父を庇い、卵によって死ぬ抹香鯨仔や抹香鯨父に殺される鯱、そして抹香鯨父と大王烏賊兄の一騎打ちなど、全員が死に絶える壮絶なラストへと突き進む。

    34項のドキドキ高揚する感じから一変、それぞれの内面にスポットを当てた調子になっていたが、ややドラマ性が薄いかなと思う。そのせいか抹香鯨親子や抹香鯨父と鯱、大王烏賊兄弟や、皇帝ペンギンの気持ちに乗り切れなかったかな。もうちょい濃い目な感じが欲しかった。
    知性を得て「進化」した大王烏賊弟の苦しみや、「神」の概念を知った抹香鯨父という、惹かれる箇所も気分的には淡白に感じてしまった。

    とはいえ、心くすぐられるワクワクする側面もあって楽しめた。シーシェパードネタは1回だけで良かったけど。
    あくまで別種族と殺し合いをした彼らと、同種族で殺し合いをする人間の差は、やはり知性なのかしら。

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    2016/04/08 00:29

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