満足度★★★★★
満足。
2003年から観ている鹿殺し。
芝居中に、芝居とは違う点で感傷に浸らせてしまうのは、芝居として如何なものか?とは思いはするものの、今まで何のメッセージもなかったことに不満でもあったので、なんだか納得感があった。
無理やり感傷を引き剥がした感想を考えると、文句なしに『鹿殺し』で満足。
前半の弾けっぷりに置いてけぼりにされるところとか、
半ばに思いっきり暗い気持ちにさせられるところとか、
後半でいつのまにか清々しい気持ちになっているところとか。
鹿殺しのパターンと言ってしまえばそれまでだけど、今まで見てきた中で一番好きかもしれない。
劇中劇の弾けっぷりはとても良かった(思わずちっちゃく一緒に踊ってみたり♪)
鹿殺しは見るたびに作り方が繊細になっていく気がします。
前回見たサロメはとても大きな会場だったので、鹿の良いところである繊細さが伝わらなくて、非常に不満だった。
青山円形劇場は、本当にちょうどいい空間だったと思います。
とにかく、関西からの往復の新幹線代を考えても見てよかった!!!!