負け犬ポワロの事件簿 公演情報 東京AZARASHI団「負け犬ポワロの事件簿」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    長い謳い文句...ノンストップ痛快ドラマチック・シチュエーション・コメディ
    推理小説でいえば、後出しジャンケンのように終盤になって次々と色々なことがわかる。自分では、伏線のようなものがあったか判然としないが、突然にタネ明かしされるような気がした。まぁ、そこはコメディなのだろう。些細なことに拘らなければ問題なし。逆に辻褄を合わせようとしても、それは難しいかもしれない。物語(ストーリー)の面白さというよりは、漫画・漫才的な演出と個性豊かな役者陣の演技が楽しめた。娯楽に徹底した芝居は分かり易いが...。

    ネタバレBOX

    劇中劇の構成...長野県にある某温泉宿、そこに映画の撮影隊が訪れている。この公演では、宿の娯楽室が舞台になる。一時、温泉宿といえば浴衣で卓球という姿が見られたが、この舞台でも真ん中に卓球台を置いて”ピンポン”を行っているところから始まる。そしてTV番組にもあるような湯けむり殺人事件が...。

    映画制作に携わる人々、その撮影場所となる宿の女将、さらにラジオ番組制作者が絡み、それぞれの立場を主張するドタバタ。そのうち映画俳優にしてラジオ番組の出演者である男が殺され、その取り扱いをめぐり喧々諤々。また面白半分に犯人捜しを始める人達の勝手な想像。この立場をデフォルメするような観せ方...女性プロデューサー、スポンサー御曹司(その立場を利用した俳優)とその付き人、映画監督・助監督・AD、俳優陣、エキストラ、ラジオ番組制作者(ディレクター、アナウンサー)が映画撮影やラジオ番組の相互協力・牽制などに絡んでくる。
    殺人事件、その動機が明らかにされないが、唯一それが伏線であり事件解決の手がかりであったか(もともと殺人事件ではなく、その理由は明らかにされる)?

    コメディとして笑わせるという姿勢は見受けられたが、自分は心から笑えたかというとワザとらしさが先に立ち(客観的)眺めただけになった。

    次回公演を楽しみにしております。

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    2016/03/08 18:30

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