蟻のごちそう~The Feast of the Ants 公演情報 劇団夢現舎「蟻のごちそう~The Feast of the Ants」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    うーん・・・・・
    ・・・・・うーん・・・・・
    何と言ったらいいのか・・・
    一言で言うと、どうも私のところまで舞台で発せられているはずの「熱」のようなものが届いてこなかったようだ。
    なんとなく、舞台の上だけでいろいろ起こっているだけで、ぼーっと見ていた。ちょうど音を消してTVを見ているような感覚。
    始まるまでの高揚感は一体どこへ・・・。
    全体(衣装・美術)から醸し出される雰囲気はいいんですが。

    ネタバレBOX

    あちらで上演するために、いろいろな工夫をしているのはよくわかるのだが、どうやらその「いろいろな工夫」が「主」になっているように感じてしまった。文字をいろいろな方法で見せたりとか。でも、特別、ストーリー的に「文字」にこだわっているわけでもないし、あくまで、ストーリーを追わせるだけの工夫でしかないように思えてしまう。
    女性の翻訳ナレーションの口調とか声のトーンが、新幹線の車内で流れる到着案内によく似ていたのは、どうなんだろうか。
    始まるまでに、役者たちがうろうろ、ブツブツつぶやいていたり、提灯が飾ってあったりという導入には期待感が高まったのだが、それは徐々にしぼんだ。全体の雰囲気からはもっとドロドロした猥雑さを期待したのだが、それはほとんどなく、かといって、スマートでもない。
    広い舞台をわざわざ狭くして使っているとしか思えないのもイマイチ。それも、意図して狭く使っているようでもないし(もちろんラストは別、というか、そのラストのためにも奥行きや左右の幅を感じさせてほしかった)。
    ただ、前のほうに座っていた観客の中には、実にいいタイミングで笑ったり反応をしている方が若干いたようだが、その人たちが関係者でないのであれば、この雰囲気に満足している人もいるのかもしれない。
    最後まで見ててわかったのは、どうやらこの劇団は、たぶん狭い、役者の息や汗が身近に感じられるような、ギュッと詰まった空間で見ると、結構いいのかもしれないということだ。次回は、高円寺の狭い場所での上演らしい。それを見たらわかるかもしれないのだが・・・。

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    2008/11/10 01:00

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