THE GAME OF POLYAMORY LIFE 公演情報 趣向「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」の観てきた!クチコミとコメント

  • 無題1730(16-020)
    14:00の回(晴)

    13:35会場着、受付。2011/5@KAAT公演から6公演目にしてはじめての洋風の作品。

    海外戯曲、海外を舞台としたものはとても苦手で、それは本作でも変わりませんでした。

    長~い長方形、長辺に対面の客席、後方は通路、最前列はベンチシート。ベッド、街路灯、テーブル、キッチン、(オレンジの)冷蔵庫..遠くのお客さんからは中身がよく見えないと思いますが、英語表示のものばかりのようでした...Shopping listは英語、パッケージも英語(Bran Flakesなど) ...緑(植物)、高い天井から吊らされた灯り、床には青い線で設計図、ナスカの地上絵のような模様が客席下まで。

    14:05開演~15:47終演。

    2016年のお話し。

    マイクを使っているので役者さんがどの位置にいてもセリフはよく聴こえました。おしゃれな衣装、カタカナで呼び合う5人、広~い居室空間。話していることは聴けばわかるけどすべて空間に吸収され脈動として感じるものを探すのに苦労する(これはきっと私の問題)。だれかハッピーな人はいたのだろうか、「polyamory」ってなんだろうか。

    「8 -エイト-(2014/7@アツコバルー) 」を観たときもそうだったようにもどかしさだけが残りやけにリフレインする。

    2人で(DVDか)映画をみるシーンで流れるのはバッハ、それはタルコフスキー版「惑星ソラリス」、登場人物のひとりはSF小説が好き..で終演後オノマさんにお訊きすると「当たり」でした。

    「ソラリス」ではコミュニケーションできない海、海が生み出した実体とのコミュニケーション、どちらも曖昧なままで終わります。関係が成り立たない(あるいはそのやり方がまだわからない)もの同士の関係。

    劇中、渦巻きながら降りてくる霧はタルコフスキーの水とはちがって、表面には何も映さない。ただ、滴りがぽつりポツリと落ちてたてる音には決して満ることがないこの空間の広がりを感じるのでした。

    松崎さんは「見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。(2015/7@サブテレニアン)」に出ていた方だと思います。

    余談ですが、昨年11月、さいたま芸術劇場で観た芸術総合高校の「Q体」、関東大会では最優秀賞だったそうで、いまさらながらそうだろうな、と思うのでした。

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    2016/01/25 17:24

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