満足度★★★★
そうか!
休憩を含め2時間40分という長尺で、生演奏や立ち回りもたっぷりの盛りだくさんな舞台。
パワフルで、したたかで、滑稽で、猥雑で、哀切で、アナーキーで、
そうか、これをひと言で言うとアングラってヤツなのかな、と思ったりする。
2010年に亡くなった山元清多氏の初期の名作戯曲をゆかりの4団体が参加し、ご出演予定であったが上演前に亡くなった斎藤晴彦さんと、お2人の追悼公演となった。
山元さんの弟子である鄭さんが演出されたということで、鄭さんのカラーも色濃く感じられて、どの辺りまでがもともとの戯曲にあったものなのか、たとえばあの人形劇の部分などはどうか、などと言うことが気になった。
人形劇から繋がるあのラストがあるとないとでは、ずいぶん印象が変わるだろう、などと考えたりもした。