満足度★★★★★
トリコ・Aプロデュース『赤ずきんちゃん』
トリコ・Aプロデュース『赤ずきんちゃん』@下北沢OFFOFFシアター2月20日マチネ観劇
観ながら、感じたのがまっすぐな想いは歪んでいて 歪んでる事が悪なのか?と考えた時に 一概には言えなくて。
当事者同士のとらえ方、感じ方でいく様にも 変わるのかなと感じた。
劇中の兄、弟への母親からの愛は 平等だったのだろうか?
意識しない中に、どこか捻じれたものが あったのではないだろうか。
女の自分は 物凄くひやっとする感覚が潜んでいた芝居だったな。
ウミネコ楽団 のCD,デモCDも無事に購入。
暫くずっときいてしまいそうなかんじ。
舞台の素敵な所は
やはり、照明、音(音響)、風の動き、など
五感をフルに使って感じる事が出来ることなのだと、改めて思う。
今回のホンの面白さ、演者の方々の力量(ほとんどの方が初見の俳優さん)
そして、台詞が関西弁(細かいカテゴリー分けはあると思うが大きな意味で)台詞を関西弁で言う「おと」の強さ・面白さ・いわゆる標準語と呼ばれる音では伝えにくい台詞の面白さが興味深い。
中盤、小沢道成さんの眼に光るものがあった気がしたのは見間違い?
謎が謎のまま、深く沈んでしまうのも、いいのかもしれない。ラスト近くの右近健一さんの狂気の表情が、とても印象深い。