初日今回もしっかり能舞台をイメージしたセット。照明も美しかった。音楽もオープニングの電子音楽から、ロバート・プラントまで、転換も楽しめた。ただ、前方席からは死角になる場面が多く、鑑賞意欲を削がれて残念な面もあった。何重にも綿密に練り込まれた物語。その一つ一つにビックリな逆転劇が仕込まれていて、心地良く目がまわる。そこここに笑いが仕掛けられていて楽しい。それでいて常に死者の匂いが漂い、能を根底に感じさせる。サラリと徴兵制度まで織り込み、現代性まで漂わせる。見事。
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2016/01/03 17:28
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