12人の怒れる陪審員 公演情報 えにし「12人の怒れる陪審員」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    年末を飾る珠玉の作品
    本作品はレジナルド・ローズのワンシチュエーションサスペンス「12 Angry Men」の舞台化です。この不世出の原作の素晴らしさをいかに描き出せるか。開演前は大きな期待と一抹の不安がありました。しかし、本公演は十分に期待に応えてくれた素晴らしい作品となりました。

    ネタバレBOX

    陪審員は損得だけを考えれば僅かな日当のみで本当に見返りのない役目です。証拠と証人が揃っており誰が考えても有罪であれば一刻も早く解放して欲しいのは万人共通。しかし、そこに一人の異を唱える女性が現れる。たった一人のために急に帰れなくなった焦燥感、しかも徐々に無罪に挙手する陪審員が増えていく。100%有罪を確信していた面々は焦りが苛立ちに変っていく。そしてラストは・・・。
    アリーナステージの手法は観客に自らが陪審員として参加しているかのような錯覚を起こさせ、回転する円卓とストップモーションは陪審員間の複雑な感情の構図を見事に描き出しました。そして12人の役者全員が次第に崩れてゆく証拠・証言の信憑性への戸惑いと陪審員同士の対立の構図を見事に演じ切りました。本年のラストを飾るに相応しい、心に残る一作となりました。

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    2015/12/30 01:28

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