満足度★★★★★
堪能
初見のMrs.fictions
今回は犬と串の藤尾姦太郎さんの出演や、岡野康弘さんを「ナマ」で一回
観たいという感情からの観劇。
短編4本の構成
面白かった。
しかし、ほろっというか、きゅんというか、何とも不思議な感じ。
15分という短い物語。
若い人より、少し人生疲れちゃったかなーって思ってる人に観て貰いたいなんて思う。振り替えると、デフォルメしてるなかに、自分が居たりする気がした。
あんな短い尺のなかに、過ぎていった時間がぎゅっと詰まっていた。
『ねじ式(未来編)』
どうしてだか、わからないが
じんわりきた。
本来の「ロボット」=「機械」=「道具」
といった観念が通らない未来の様子。
むしろ、未来の方がアナログな感情が必要だったりするのかもしれない
犬と串の藤尾姦太郎さんの『東京につれてって』。
ホームレスの藤尾さんにずっと、ずっと、恋心を持ち続けた小桜ちゃん(橘花梨さん)
もう、あんな一途な想い、無理かもしれないが観ていて、
恥ずかしながらきゅんとなった。
最後に残ったバニラの香りの封筒。
二人に素敵な時間が始まるとよいなと思った。
『お父さんは若年性健忘症』も、ホントだったら、あんな奥様のように出来ないかもしれないが、夫婦の積み重ねた「愛」、「愛」以上の繋がりを、ふと感じた。さりげなく寄り添う空気良かった
『まだ僕を寝かさない』ラストが秀逸!
野口オリジナルさんがもう一度煙草を吸おうとベランダへ行こうとしたあたりから、もう、ぞくぞくした。岡野さんが素晴らしい。
とても、千堂あきほの人とは思えなかった
どの作品もぎゅっとつまった作品たちで
とても、良かった。