満足度★★★★★
盛りだくさん!!!
久々の劇団員勢揃いのキャスティング。
かっきー(柿ノ木タケヲ)さんのホンのぶち抜けた感じを観ながら、楽しく観劇。
やはり、あてがきの妙というか、ホームでの公演なので俳優陣の「イロ」
を抜き出しつつ、客演さんの魅力を引き出しつつ、
かっきーさんも出つつ、といった秋の味覚全部乗せSPパフェのようなホン。
懐かしいというか、お約束の下ネタに変な安心感を感じ、
ご利益あるよねと密かに思いつつ、笑う。
高校生(誰がなんといおうと高校生です。だから、演劇なのです!)
とはっちゃけたGジャン先生、そして、そこに現れる宇宙人達。
宇宙人のプリンセスの姉が地球に不時着、それを探しに送り込まれた
アンドロイド。
そのアンドロイドと高校生の恋、
幼なじみの高校生の甘酸っぱい恋、
先生たちの恋???
Gジャン先生の過去・・・。
伊藤先生のゲスモゲラ・・・。(何気に可愛いと思えてしまった)
更に、更に・・・・
盛りだくさんです。
でも、その盛りだくさんの様々なエピソードが
迷子にならないのがゲキバカの面白さだと思った。
生徒A,生徒B、宇宙人A,宇宙人Bではない。
それぞれが、「物語」を背負って、舞台上で暴れまくる。
そんな2時間半。
今回、鈴木ハルニさんがぐいっと、引っ張ってるなと感じた。
「おぼろ」を映像で観た時、感じたハルニさんのパワーを
今回も感じた。
勿論、ゲキバカメンバー全員が登場している嬉しさもあった。
いつまでも、観ていたいんだけどな。
でも、それは、難しいのかなとも。
ゲキバカの芝居は楽しいんです!
一生懸命、走って、走って、走ってるんです。
だから、観てる方も、追いかけて、追いかけて、
ゲキバカのやる事を観逃さない様に、走るんです。
止まらず、前に向って、走る。
好き嫌いはあります。
俳優だけを観るような芝居では無いんです。
全てを観て、「ゲキバカ」だと思います。