満足度★★★★★
初見…面白い
初見の劇団、すでに関西では実績があるという。その劇風は、独特の切り口でのスピーディなストーリー展開と印象深いキャラクター作りに定評ある座付作家が織りなすものらしい。チラシには「パフォーマンス・コメディ」と呼ばれ、この劇団の新スタイル演劇とある。奇跡の90分!と記しているが、実際は105分のコメディである。
この公演、2014年(第26回)池袋演劇祭大賞の劇団ショウダウンの鉾木章浩 氏の名が制作にあり、前評判も上々であり再々再演という。
その内容...結末からすると、物語に対して疑問も残るが、パフォーマスという観点から見れば肯ける。その思いは作・演出のオカモト國ヒコ 氏が当日パンフの挨拶文にある(句点はあるが、読点はない7行の長文)。
この演技(身体性)は、リアルをデフォルメしたような面白さがある。今回は劇団員5人にTVドラマの久野麻子サン(スイス銀行)、所属劇団の看板女優・榊菜津美サン(アマヤドリ)を迎えたという。その芝居は堪能できた。