宮地真緒主演  「モーツアルトとマリー・アントワネット」 公演情報 劇団東京イボンヌ「宮地真緒主演 「モーツアルトとマリー・アントワネット」」の観てきた!クチコミとコメント

  • う~ん・・・・
    これ、以前も感じましたが、劇場と劇がうまくマッチしてない感じがする。新百合ヶ丘のアルテリオでも時々音楽劇が上演されますが、こちらはかなりいい感じにまとまっているのに対し、、このスクエア荏原は左右のウイングが広いせいか、役者さんが苦労しているのがありありと感じられる。全体にセリフが大仰になってしまい、その分内容が薄くなり、笑いも起こらない。また、音楽劇と銘打っているけれど、うまく音楽がはまったな、と感じたのは「夜の女王のアリア」ぐらい。全体に手垢のついた曲が多く、観客に迎合している、または観客を甘く見ている、という感じが強い。その上白っぽい舞台美術なのに白っぽい衣装が多く、人物が映えない。マリーアントワネットが少女の頃ならあの衣装も可愛いといえないこともないけれども、王妃になってからもあれでは品格も悲劇性も感じられなかったのは残念。

    ネタバレBOX

    ハイドンの衣装が半分なのはなぜかが謎。左右をうまく使い分け、一人二役の達者な演技を見せるのかな、と思っていましたが・・・・。まさかハイドン→ハンブンの洒落?マリーアントワネットは最後まで違和感が残り、まったくそれらしくは見えなかった。扇ぐらい持たせたらどうだろう。またこの時代濃い頬紅
    が流行ったそうですが、それもいいかも。またマリーアントワネットはバルコニーから民衆に謝るとき、いとも優雅なお辞儀をしたそうですが、ああいうのがフランス風のお辞儀なのだろうか・・・・・。全体にコスチュームプレイの風格や型が感じられず、美しさというものが欠如していた舞台だった。コメディでもなおざりにしていいものではないと思う。

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    2015/12/09 23:51

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