満足度★★★★★
心を打たれた石炭を燃やして走る機関車は生きる力の象徴であり、走り続ける人生を支え、後押ししてくれる存在だ。絶望的な状況にもかかわらず、そこから這い上がろうとする姿に心を打たれる。重苦しさを希望や活力に変えていけるのは、他に真似できないこの劇団の特異な特長だろう。この3部作を区切りとして来年桟敷童子は再出発するという。「希望と感動を提供」「手作り感いっぱい」という「良さ」にも一層磨きをかけて走り続けてもらいたいし、その上で新境地にも期待したい。
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2015/12/06 21:57
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