満足度★★★
ギャップ
特攻隊の若者達の苦悩と葛藤と、対比に出てくる現代のものたちの“ギャップ”が大きすぎる。現代の駄目人間たちのその駄目加減が、同じ舞台の上に乗っている。さっきまでの凛とした特攻兵の話とは、水と油だ!いきなり演目が変わったように感じた。すっごい違和感!さっきまでの張り詰めた空気が
もあーっと何か匂ってくるような、だらけた空気に変わったような気がする。
作者は意味の違う馬鹿者達のギャップを出したかったのかもしれないが、あまりにも奇策。特攻隊の兵士達と同じ年頃の男の子達が演じるその方が、よく有りと言われても、よっぽど状況や気持ちが理解できるのではないかとついつい思ってしまった。