満足度★★★★★
25周年おめでとうございました‼
初めてクエストを観たのは、まだピッチピチッのギャルの頃でした(笑)。
衝撃的でしたね。ライブハウスみたいな極小の舞台で、バク転やらバク宙やら、全員スーツのダンスとか。話もコントがランダムに続いている感じで。最後、わあってなる。
本当に凄った。
ああ、自由なんだなぁ、舞台ってって。
まだ、学校で見させられる演劇しかしらなかったので、こんな世界があるのかと、観終わったあとのワクワクがずっと止まらなかったのを覚えてます。
そして、今。
舞台はリングが主流に。殺陣やダンスは進化し続け、歌にマイクパフォーマンスに、
魅せる魅せる!
ああ、自由すぎるなぁ、クエストってって。
観てるこっちがこんなにワクワクしてるんだから、演ってる方は楽しくて仕方ないだろうなぁ。こりゃ。
でも、25年間やり続けるなんて、凄いっなんて簡単には言えない。私が恋愛して結婚して出産子育てし、その子がついに自分の背を追い越すまでになっても、尚も余る時間を全て懸けて作品を産み続けているトクナガ氏。25年間ですよ。四半世紀。もうね、感謝しかない。
たまに、どれを観ても同じに見えるとか、いつぞやの作品に似てるとか言われることもありますが、根底に流れるものが同じなので、私はそれは愛だと思ってるんですけど、視点を変えればブレてないのです。
観終わったあと、ちょっと放心状態にはなるんですが、ああ、頑張ろうって思える。いつも。
ここ何年かぐっと作品の評価が良くなったのは、キャストのクオリティが格段にあがったのと、トクナガ氏に愛されてる役者が増えたからかなぁ。
今回もそうでしたが、キャラクター1人ひとり魅力的でカッコいいし可愛いし愛おしい。それぞれ、みんな。
客演さんも回を追うごとに愛おしさが増す。
このところ照明さんが凄いのも気になる。
美しいだけでなく、空間の演出を細やかに表現していて、役者たちがどういう状況なのか非常に分かりやすい。
音響さんはもう、クエストとは20年くらいお付き合いされてるのでもう、言わずもがなですね。きっとムリなオーダーも飄々とこなしてると思われます(推測)流石です。
そして、なんといっても演出助手のSEが天晴れでございます。これはもう、皆さんが言ってるように凄いです。たまに変な音混ぜてやりたくなります。うそです。
衣装さんは大変ですねっ、あの人数で全てのキャストの衣装を仕上げるのは、ほんと不眠不休でやらないと間に合わないと思う。なのに、あのクオリティ!きんか堂無くなったのは痛手ですね。
そんなこんなで皆が魂を磨り減らしながら作り上げる舞台。ほんと観ないなんて人生を損してると思ってしまうぐらいパワーを貰えます。本当にありがとうございます。これからも観続けますので、どうかケガ無く、これからも沢山の作品を送り届けてください。お待ちしてますっっっ。