ドアを開ければいつも 公演情報 演劇ユニット「みそじん」「ドアを開ければいつも」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    秋バージョン
    一つ屋根の下、日々起きていた出来事は今は昔。面倒くさくて、やっかいで、温かくて懐かしい。
    亡き母の七回忌前夜に集まった四姉妹の他愛無い会話、綺麗ごとだけではない波瀾の家庭史を、静かに時に激しく繰り広げる珠玉のホームドラマ。

    今は父と二女の二人だけが実家で暮らしている。人は現在だけを生きてきた訳ではない。時空を越えて過去の家族との心を通わすことができる。それを仲立ちしているのが、長い時を一緒に積み重ね、やさしく見守ってくれた家の存在。その家の風景が家族の思い出とともにある。舞台となっている家も老朽し...唯一の物理的騒動であるが、父が登場しない家にあって5番目の登場(人)物のように思える。このお座敷公演は、その雰囲気にピッタリである。

    ネタバレBOX

    今、この四姉妹はそれぞれの生活を築いており、少し距離がある関係になっている。それでも会えば一瞬にして時が逆戻りする。そして、さりげなく近況も見せる巧みな演出。

    さて、「人」という漢字は、背を向けるように2本の線が左右逆方向に払われながらも互いを支えあっている。他人とは違い、家族(母は亡く)...それでも姉妹は、日常的に会わなくなった分、お互いの近況が気になり、思いやりも増す。もっともそれが、お節介、煩わしいという反発を生むこともある。姉妹のキャラクターがしっかり立ち上がり、遠慮のない本音がぶつかり合う。観客(自分)は、それをそっと覗いているような感覚である。

    公演によってキャスト(役柄も含め)が変更になるが、それにも関わらず濃密な会話が聞こえる見事な公演。

    今回は秋バージョンということで、ホトトギスの花が咲いている。できれば、音響として、窓を開けたら雨の音、そして止んだら虫の音が聞こえたら...風情があったかもしれない。

    次回公演を楽しみにしております。

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    2015/11/22 23:23

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  • タッキー様
    ご観劇、観てきた!への口コミありがとうございます。
    温かいお言葉の数々に、嬉しい気持ちでいっぱいです。
    キャストが変わっても濃密な会話が聞こえる公演とのコメント、とっても嬉しく、また今後の公演への激励になります。
    ありがとうございます。
    また、新たな四姉妹に逢いにいらしてくださいね。
    ご来場、心よりお待ちしております。

    2015/12/10 20:14

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