あたしのあしたの向こう側 公演情報 トツゲキ倶楽部「あたしのあしたの向こう側」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    パラレルワールドが…
    人は色々な選択や判断をして生きている。それが間違った選択だとしても過去は変えられない。SFの世界ではない…いや芝居なのだからやり直しは出来る。そんな別次元の自分が目の前に現れる。
    これから起こる不思議体験は…。

    ネタバレBOX

    交番内の一場面...舞台セットはその後ろにピラミットのような階段。
    交番勤務の警察官が「パラレル宇宙論」という雑誌を読んでいるところから物語は始まる。

    時空管理をする組織(局)の誤作動により、パラレルワールドが出現する。その結果、現在の私も含めて9人(同じ名前のため女1~9という番号で識別)の自分が現れる。私以外の自分の存在が理解できないという不思議感覚。そこで起こるコミカル騒動は、笑いが渦巻くにも関わらず哀切を感じてしまう。選択が違った結果、ベクトルが拡散し勝手な会話(思い出話)で収拾できないかと思われたが、あることをキッカケに収斂していく。過去に選択した結果が今の私...しかし、今の私はやりたいことが分らない(明確にできない)。恋人と思っている人との関係も進展しない。もどかしく思う過去の自分たちが今の私を叱咤激励する。

    女優9人が同一人物であるにも関わらず、個性豊かに”私”もしくは”自分”を演じる。特に女5(前田綾香サン)の存在感、女9(佐竹リサ サン)のコメディアンのようなストーリーテラー役は秀逸。まさにシャレではないが、5(ゴ)・9(ク)=極上の輝きである。そして、この女優陣を始め、取り巻く登場人物の生き活きとした演技力がこの公演の魅力だと思う。

    気になるところは、時事...政治ネタが少し強引のようで白けてしまいそう。例えば「地域紛争の後方支援に行ったきり帰ってこない」とか、もうワンフレーズくらいのほうがインパクトがあり、印象にも残るのではないか。
    最後、女5が着ている「青幕」のような服が悲しい...余韻のある見事なラストシンーンであった。

    次回公演も楽しみにしております。

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    2015/11/18 22:33

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  • 前田綾香 さま

    公演中のお忙しい中、コメントありがとうございます。
    楽しませていただきました。

    安保法については、自分も同じ気持です。
    描きたい、訴えたい気持はよ~くわかります。そこは芝居なりに観せてもらえれば…。
    あくまで自分の思いですので、気にしないで下さい。

    楽日まで怪我、病気などしないよう、頑張って下さい!

    2015/11/20 17:55

    タッキーさん、早速のコメントありがとうございます!!
    過去は変えられないけど、未来は「自分」次第。
    パラレルでコミカルでミラクルなお話、楽しんでいただけたようで
    とても嬉しいです。

    お褒めの言葉もくださりありがとうございます(*^-^*)
    御指摘もしっかりと心に留めて、今後も極上の舞台をお届けします!!

    今後ともトツゲキ倶楽部をよろしくお願いいたします♪
    ご来場ありがとうございました!!!

    2015/11/20 08:30

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