ストリッパー薫子 公演情報 BuzzFestTheater「ストリッパー薫子」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    秀逸なエンターテインメント
    昭和の遺産を継承する場末のストリップ小屋を舞台に
    華麗に舞い踊る美しき蝶たち…かと思いきや?
    徐々に現れる人間の業の醜さと闇。
    少々強引な展開でもあるが、
    TV取材をきっかけに、シリアスで重厚な物語へと誘われる。
    初見の団体で役者さんもはじめてでしたが、ヒロイン薫子の背負う業を露わにし、一つの問題に決着をつけるTVディレクター岡本が素晴らしかった。
    最後のあいさつで劇団の代表とな、なるほどうなずけた。
    喜怒哀楽から暴力、変態、社会問題まで、
    深刻なまでに落とし込まずに物語の主軸の絡めて見せる本も秀逸でした。
    やはりそれを体現できる役者さんの力も素晴らしかった。
    ヒロイン薫子、ディレクター岡本はもちろんですが、
    踊子のリーダー格くるみ姐さんの要所を締める存在感と、
    場末の小屋に気品を持たせる気風がとても良かった。
    劇場前でパフォーマンスするパントマイムの方、案内のミツバチさん、
    廊下に飾られた踊り子さんの写真に、RIP座の手作りチラシなどなど、
    細かな演出も見事!
    エンターテインメントとしてまとまった素敵な舞台でした。。

    ネタバレBOX

    ラストシーン岡本の回想で現れる少女はやっぱり薫子さん?
    それとなぜ物語は1997年だったのだろう?ちょっと気になる。
    追伸
    あまりいう事ではないかもしれないが、芝居が良いだけに運営が気になった。
    開場前の整列、集まった順で入場を開始。
    いただいた入場整理番号は?「関係ありませーん!」とはなぜ?
    開演後の入場者の誘導と席作りはどうだろう?
    開演前に席を作ってタイミング良く暗転などで入場できないものか?
    目の前で長々と作業されても…せっかくの演技もブラインドされ見られず、
    役者さんにも失礼かと。
    きぐるみ着るより、お水配るより、
    芝居を見せる事を一番に考えてほしいと思った。

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    2015/11/15 22:10

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