ヘルメスの媚薬 公演情報 BELGANAL「ヘルメスの媚薬」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    独特な舞台美術により印象を操作された?(笑)
    老齢患者が同じ症状で相次いで死亡した病院に遣わされた医療危機管理センターのコンサルタントは院長の友人でありかつては医師で…な物語。
    序盤で語られる症状は十七戦地の初期作品にして代表作でもある「花と魚」を想起させるリアルSF的な味わい、過去の事実も絡めて真相が浮かび上がる後半は近年の十七戦地作品風で、柳井脚本ファンにとって「一粒で二度オイシイ」作品。
    また、明かされる真相がホラー(心霊系ではなく心理系)っぽくもあり、夏向きだなぁ、とも(笑)。
    ホラーと言えば、独特な舞台美術が第一印象で廃墟を思わせ、観ているうちに実は登場人物は全員死んでおり、その亡霊が廃病院に夜な夜な現れて同じ会話を繰り返しているのでは?な妄想も。
    リアルな病院的な装置だったら印象もかなり違ったろうなぁ…。
    なのでアンケートにあった「本作が映画化されるとしたら?」という設問に対して「思いっきり写実的に、また、回想場面も見たい」と回答。

    0

    2015/10/25 09:27

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大