満足度★★★★★
彼女は何と・・・(暗)観劇後、人の死や葬送に思いが巡り止まず二つの世界を疲れるほど往き来した。シンボルアイテムに絞ったシンプルな演出は演者の抑制的で確かな振舞いに生かされて、テーマをダイレクトに問うてくるように感じられた。‘いつ’の‘どこ’であれ「隠す」行為は伴うものなのだろう、共同体の生(との一体化)を意識させる楢山へのおりんと辰平の隠行は、哀しくも美しく心奥を揺さぶられ特筆もの。スタッフの皆さんも丁重かつ爽やかな対応をされていてこれまた特筆もの、でした。
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2015/10/17 12:17
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2015/10/21 12:15
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ご来場、誠にありがとうございました。
また、「観てきた!」への書き込み、本当に感謝です。
「生者のための葬儀」と「遺すモノ~楢山節考より~」
この2作品は「死」というテーマ以外にも、共通、または相対する部分がたくさんあり、
「この2作品だから出来上がった世界」が、あの劇場にあったと思います。
シンボルアイテムを絞って作品を作るのはMOMENTSの特徴でもあり、感覚的にテーマをお客様に伝えられる手法だと、私自身感じております。
毎回模索し、悩み、ぎりぎりまで試行錯誤し、ようやく本番を迎えます。
t-sat様の心にダイレクトに触れることが出来たようで、こんなにうれしい事はありません。
人は時に思いを「隠し」、そして想いを「遺し」、連綿と続く「生」と「死」の中を行き来する…それこそが「生きる」という事なのかもしれませんね。
t-sat様のコメントを糧に、スタッフ一同、さらに精進してまいります。
是非、今後とも応援よろしくお願いいたします。