「生者のための葬儀」「遺すモノ~楢山節考より~」(皆様のおかげで無事に幕を降ろす事が出来ました。ご来場ありがとうございました。) 公演情報 THEATRE MOMENTS「「生者のための葬儀」「遺すモノ~楢山節考より~」(皆様のおかげで無事に幕を降ろす事が出来ました。ご来場ありがとうございました。)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「楢山節考」のみだと星5つ~
    「生者のための葬儀」は今ひとつに思えたさ

    各作が1時間ほどで間に10分休憩入る素舞台の作品でした
    小道具の使い方が印象に残る演出で心に残りました(^^)

    ネタバレBOX

    「生者のための葬儀」はマカオで友人の父の葬儀に出る主人公の回想=父についてと、自らの葬式好きを解説するお話でした。マカオでの葬式風習説明とかは勉強になったし、前説口上からそのまま作品に入る演出は上手でした。

    「楢山節考」・・・100年前の日本の貧乏村での日常生活・・というか先の作品との重なるテーマは「人の死」というものです
    飽食の現代では想像する事も出来ないのでは?と思える昔の共同体生活の表現作品でした
    読み書きも出来そうにない村人たちの食料の乏しい山村での生活って、リアルにやると本当に怖いなぁって思えたですよ。
    姥捨て山です=老人の知恵で若者が助かって~って明るい落ちはありません・・・

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    2015/10/17 01:17

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  • 「観て損のない」時間になっておりましたデス

    小学生時分に「人は何故生きているのか?」と1年間考えてたり・・・・・
    自らに何の落ち度も無いのに死にかけたり・・・・・・
    週に2~3回以上は霊柩車を見るようなトコにいたり・・・・と
    「死」とか「生」については結構自分の中では思考結末が出来てたりします(^^;)
    「楢山節考」は狂言かな・・古典芸能でも上演がなされるという記事も見ました
    時代が求めているのでしょうか?
    もう超高齢化社会に突入しているからでしょうか・・・・

    いろいろと記憶に強く残った作品に出会えたコトを感謝いたいます

    2015/10/25 22:03

    長寿郎様

    ご来場、誠にありがとうございました。
    また、「観てきた」への書き込みもいただき、本当に感謝です。
    「人の死」という重なるテーマを通じて、長寿郎様何かを受け取ってもらえたのなら、私たちは幸せです。

    小道具を絞って表現する手法は、いわば私たちの代名詞のようなものです。
    MOMENTSは、できるだけお客様の想像力に託したお芝居を心がけています。

    さて、1作目、「生者のための葬儀」の中に「人が生まれようと死のうと、世界の営みは変わらない。」というセリフがあります。
    その上で2作目、「遺すモノ~楢山節考より~」は「世界の営みを変えないための、人間の死」が描かれていると、私は思っています。

    「それでも、人間にとって『死』は大きな意味を持ちます。」
    これも「生者のための葬儀」の中のセリフですが、生きとし生けるものすべてが抱える「死」という終着点に、どう向き合い、どう折り合いをつけていくのか?
    私自身、久々に「死」というものについて、真剣に考えた稽古期間でした。

    「観たい!」にコメントいただいた、「観て損のない」時間になっていたら幸いです。

    長寿郎様の書き込みを糧に、さらに精進してまいります。
    引き続き、応援よろしくお願いいたします。

    2015/10/21 11:09

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