オバケの太陽 公演情報 劇団桟敷童子「オバケの太陽」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪♪

    ハコシ
     とは、電車内掏りを専門とする掏りのことである。掏りになる必要条件の一つに手先の器用さがある。このハコシ達、炭住周辺で竹細工などをして生業を立てていた人々も多いと聞いた。無論、そういう犯罪に走らずに済んだ人々が大多数であろう。それに自分の読んだデータは、モサデカの証言を基本にしたもののようであったから、学問的裏付けまでとれているわけではないだろう。とはいえ、ある時代、産業革命以降極めて長い期間、石炭は、エネルギーの中心であった。黒いダイヤといえば石炭を意味した。だからこそ、炭住の近辺には、このような工芸集団が成立し得たのである。
     小樽の商工会議所は、石炭ともう一つのダイヤ赤いダイヤと呼ばれた小豆相場で潤ったのだ。そんな時代を影に化して石油の時代が来、日本では、オイルショックを機に原発大推進が、官僚・政治屋共にとてもおいしい利権をもたらした。だが、ウランは、直に枯れる。埋蔵量が圧倒的に少ないからである。石油はまだある。それにもまして埋蔵量の多いのは石炭だ。持続可能なエネルギーの開発使用とともに、現代の技術を用いれば石炭をエネルギー源としてもCO2発生量を大幅に減らせる。而も、世界中で喧伝されているCO2増大は温暖化の一原因ではあっても総てではない。温暖化はそれほど人間によるCO2発生率が高くなかった19世紀初頭に既に現れているからである。無論、少しでも急激に影響の現れる可能性はあるだろう。その点については今後、キチンと実証されるべきである。が、原発が、水中に溶け込んでいるCO2をどれだけ蒸散させているかもキチンと評価しなければならぬ。
     横道にそれたが、桟敷童子、地に這うように視座を定め。劇団としてキチンと実践してきたし、しているグループである。濃密で深いその劇空間に立ち会いたい。

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    2015/10/14 02:44

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