満足度★★★★★
めんどくさい人間たちが愛しくなります
ある田舎町の、パチンコ屋の看板爆破事件。
それをきっかけに動き出す人間模様。
上演時間、2時間5分くらい。
複数のチャプターで構成された話で、時系列で多少混乱したもの、
彼らの話を聞けば大体時系列は順に並べられるようになっていました。
中央が段になっているので、
座り芝居や寝転び芝居も後列からでも見やすそうです。
影が多めで、でもここぞという表情は自然と光が当たるようになっていて (発言者が移動したり、影になってた人がうまいこと退いたり)、
他にもいい演出だな、とおもうシーンがいくつもありました。
役者さんも
強烈な個性のキャラクターなのにとても現実的に演じていて、良かったです。
映写されるチャプター名が
前方席では役者にかぶって見えなかったり、
前述の時系列の事もあるので
台本、ほしかったなぁ…と思いました。
私が観た回は開演前にトラブルがあって客席照明が突然消えてしまったのですが、
「復旧まであと○分ほどいただきたく…」と
具体的に時間を言ってくれたこと、とても安心しました。
あと、出演はされない脚本演出の小栗氏の前説・諸注意も「自分の言葉で言ってる」感があって良かったです。