4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】 公演情報 劇団えのぐ「4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    観応えあり
    描いたテーマが重く、また現代にも続いている内容だけに理屈の世界に入りそうであるが、あくまで芝居。それも学校における七不思議を題材にしたちょっと切ないホラーコメディ…。そして4時44分とは...ミステリー・サスペンスの要素もあり観応え十分であった。

    さて、描いた先に希望、未来が見出せたのだろうか。雨が上がり、空が青く晴れわたった先に虹が見えることを望む。

    ネタバレBOX

    イジメにあっていた少女が友達を刺す、その犯行の原因・理由を探すため心療行為を通して明らかになる凄惨で悲しい話。犯行後に錯乱し記憶を無く(忘却)した。それを探るために登場する七不思議。

    イジメをテーマとした作品で、ある面から捉えようとしていた。その描き方は、学校というシチュエーションの中で起こり得る辛い場面をしっかり観せていた。もっともイジメの問題はその家族にも影響を及ぼすものであり、その年頃の子供を持つ親であれば、子供の様子に注意を払っているだろう。それでも無くならない問題ではあるが...。脚本の内容はやや教科書的またはHow To本の域かもしれない(イジメの具体的手段は世間に知られていること)。

    もう一つ気になること...冒頭は「トイレの花子」のリードで説明しているが、これはどちらかというと都市伝説、地域伝説のような架空話のようであったが、イジメは現実問題として重く存在している。この虚実が物語を展開する上で効果的であったか。七不思議をイジメに関係した人物として登場させているが、その関連性は観せるため、と割り切る必要があろう。そしてイジメの直接的な人物は七不思議にも入らない、その無視・切捨が応報的のように思える。

    演出は素晴らしかった。舞台は奥に2階部を設け、客席側の上・下手の両方に2~3段高くした演壇のような小舞台。場面によっては、可動式の扉(2枚)がセットされる。
    七不思議が次々と登場するが、その時には縦横に動き回る。2階部ではそれを見守る、もしくは俯瞰するような静止姿。この動静の対比は立ち位置によって決まる。さらに小舞台に上り下りという上下運動は躍動感とともに見下しの立ち位置のようでもあった。この動きや場所が実に上手く連動し、観やすくしてくれる。
    そして役者陣は熱演...学校内というシチュエーションであることから、友達関係を構築するため、総じて若い役者が集まっている。教師役には適材の客演を配し、その演技バランスはよく感情移入させてくれる。

    イジメという問題をしっかり描こうとしており、その観せ方にも工夫をしている。このような公演、自分は好感を持っている。

    次回公演も期待しております。

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    2015/10/03 18:12

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  • 佐伯さやか 様

    タッキーと申します。
    公演、お疲れ様でした。
    とても楽しく拝見いたしました。

    実際のいじめは、辛く悲しいこと。一方、七不思議は都市伝説的なイメージが強く、どちらかといえば架空・虚構の世界と受け止めました。重いテーマであるだけに虚というフワァとした浮揚感がもったいないような、そんな気持です。
    でも、本当に観応えのある公演でした。

    次回公演も楽しみにしております。

    2015/10/06 21:28

    タッキー様

    観てきたへのコメントありがとうございます。

    七不思議といじめの設定や関連付けを上手く表現できなかったことが、まだまだ勉強不足でした。
    貴重なご意見ありがとうございます。

    今後も劇団えのぐをよろしくお願いします。

    2015/10/06 15:22

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