おおきに龍馬 公演情報 劇団Spookies「おおきに龍馬」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    海援隊を知るいいきっかけに
    以前、新撰組ものの公演を拝見しております。

    幕末物はあちこちで上演されていて
    イメージもほぼ固まっているところでの坂本龍馬。
    やるほうも見るほうもプレッシャーあるだろうなと思いましたが、
    杞憂に終わりました。

    上演時間2時間5分。

    「劇場内は乾燥しますので」と、入り口で飴玉をくれる心遣い、
    歴史ものということで年表が挟み込まれているなど、
    親切な公演でした。

    本編、カーテンコールの後に次回作の予告編的なものをやるのも、
    次につながるいい仕掛けだと思いました。

    以下は、ほぼ自分のツイートの転載。


    ネタバレBOX


    海援隊、
    この芝居を観ることにしなかった学ばなかっただろうな…
    ためになった。
    灯台(龍馬)を失った船(海援隊)がどうなるかと、
    その船が再び組上がる話。
    みんな勢いがあった。
    悲しいシーンの端っこにも少し笑いがある辺りが、
    真面目過ぎなくて良かった。
    幕末は、女がやっぱり強い。

    龍馬は出てこないけど、
    登場人物の思い出や信念から龍馬を浮かばせる手法を使ってて、
    龍馬のビジュアルとかキャラクターとか既に固まっている人にも
    受け入れやすい感じ。
    お龍さんじゃないほうの、
    龍馬の婚約者「千葉佐那」が登場して、
    その描きかたと彼女の決着が良いなと思った。

    個人的には、
    以前の新撰組ものでの主宰さんの剣舞が滑らかで速かったので
    それが見れなかったのは少し残念だった(笑) 
    土佐弁バリバリで「刀の重さ」も考えて話作ってて、
    その丁寧さに好感をもっている。
    ラストでちゃんと琢磨は弔いの引き金ひいてて、
    同じ場所にいる事が必ずしも仲間の証ではないよなーって。

    海援隊が「フェアプレイとティームワーク」を掲げて
    海賊のところに決着をつけに行ったところで、
    刀を使わないことはわかったのですが、
    あれで海賊が本当に彼らを殺す気で来たら、どうなってたんだろうな…
    と、ちょっともやっとしました。

    勝海舟の、人生経験プンプン醸し出す演技が、
    うまいこと海援隊の人たちの若さと青さを引き出していて印象深かったです。
    あと、龍馬というとお龍さんがメインで描かれがちですが、
    「千葉佐那」さんの決着も描いてくれていたのが嬉しかったです。

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    2015/09/21 01:25

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