Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章 公演情報 演劇レーベルBo″-tanz「Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    戦いの続きを観たくなる内容
    本シリーズを昨年観ているから、前説で第一章概要を聞いて思い出した。初めて観るとその言葉・台詞に翻弄されるかもしれない。
    なにしろ、旧約聖書偽典、ギリシャ神話、物理学・地質学、そしてその雰囲気テイストは、昭和の香り...その色々な材料(要素)をしっかり混ぜた豪華料理は、美味(上手)く堪能した。

    その内容とは...

    ネタバレBOX

    ダーク・ファンタジー...ではあるが、そこにはしっかり脱力系ギャグも盛り込まれている。敢えて失笑を覚悟した、観客サービスである。
    しかし、この公演の面白さはその脚本はもちろん、観せる演出、音響・照明という技術が素晴らしいところ。この独特の世界観が観る者の心を放さないのだろうと思う。
    さて、この劇団の特長として映像を利用した描写が美しい。天使の翼...Wスクリーンにすることでその迫力を増し、観客も観やすくなった。前作を踏まえ、単にその続章公演ではなく、ステップ・アップさせてくるところが好ましい。

    梗概は説明「天界を裏切った堕天使〈グリゴリ〉とそれを追う翼をもがれた天使〈殺戮天使〉との戦い。" グリゴリ達が堕天した時、天界からの追撃によって致命傷を負った〈サタナイル〉は醜い虫の姿になり地に潜っていた。 メルトダウンにより目覚めた〈サタナイル〉は地上に現れ”ある場所”を目指し暴走を始める。 ネフィリム事故の後始末にそれを利用しようと画策する〈石間興産〉の陰謀が絡む」というもの。

    この話...どうしても原発を想像(創造)してしまう。この公演の物語性だけでも面白いのだが...。

    最後に、芝居の展開上、辻井純奈(羽生田早穂サン)の件が唐突で混乱してしまったが、伏線があったのだろうか。”アマダスの弾丸”発後の説明セリフしかわからなかった。

    次回公演も楽しみにしております。
    第三章があるような含みの終わり方ですからね。

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    2015/09/15 17:43

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