満足度★★★★
音響が良かったです。
ちょっとコミカルな田舎の日常の中で展開される3人の女の物語。
都会に出て行ったお姉さんと田舎に残った妹。それに謎の悪女。
姉の生き方を羨む妹と、こんなはずではなかったと後悔する姉。
現実と夢のギャップに悶々とする2人の姿、それになんとも不気味で恐ろしさを感じさせる悪女の笑い声が、観ている側にも重々しい雰囲気が伝わってくる舞台でした。この舞台で、特筆すべきは音響の使い方。ノイズが効果的に使われていて、やりどころのない状況を表した物語の雰囲気を盛り上げていました。舞台のラストは賛否両論いろいろ有りそう。物語の流れを断ち切るエンディングで、自分としては好きなカットです。見応えがあった芝居でした。